# #62 西本さんをゲストに NVDA日本語チーム 10年の振り返りとコミュニティ
Season: 3
Topic: 62
# Note
Guest:
西本 卓也 nishimotz
出身が広島。京都と東京で大学教員をしていた。2011年に広島に戻った。
現在は(コロナ前から)基本リモートでエンジニアの仕事をしている。
可能なら Python を使う。React も Android も iOS も MicroPython もかじる。Ruby のコードレビューとかも。
犬と猫と暮らしている。趣味はペットとアニメ鑑賞くらい。
ドッグトレーナーに来てもらって犬の「しつけ」の勉強。犬が吠えた回数を記録。
放送大学で「認知行動療法」を受講中。
株式会社シュアルタを2018年に設立。アウトプット模索中。
Contents:
- ゲスト西本さんの紹介
- 所属コミュニティなど: すごい広島 with Python / PyCon mini Hiroshima / NVDA 日本語チーム / Python Boot Camp 広島 2nd の TA / オープンセミナー2022@広島 実行委員長 / PCN ひろしま / アクセシビリティ基盤委員会 WAIC 招聘専門家
- 東日本大震災をきっかけに出身の広島に移住して、リモートでエンジニアをしている
- ドックトレーニングをきっかけに「認知行動療法」を勉強中
- 西本さんは、音声系の専門家?アクセシビリティ専門家?プログラマー?
- NVDA日本語チーム代表交代の話題
- NVDA日本語版のリリースやNVDA日本語チームの立ち上げ時期の2012年7月前後の話
- 2011年1月のPyCon mini JPやその頃のNVDA日本語化プロジェクト
- 震災のときに視覚障害者を救う方法としてのNVDAという感じもあり、西本さんがガッツリ関わる事になった
- 音声エンジンとかな漢字変換(IME)の2つが日本語Windowsで使うときの大きな課題だった
- 2012年に香港と台湾からNV Accessに寄付をして中国語版IME対応を進めることなり、これは日本のユーザにとって良い方向に行くのかその反対なのかわからなかった
- 台湾のNVDA中心人物に会いに行くことにした。これはPyCon TWで台湾に渡る寺田も同行した
- Michael Curran(ミック)氏を日本に呼びたいと思って、PyCon JP 2012の併設イベントを契機にミックさんを呼んで開発者とユーザを結びつけることができた
- 日本語チームを立ち上げたのは、ミックさんを呼ぶために作ったという意味もあった
- 日本語IME対応についても進み2013年にはNVDA日本語版がようやく安定してきた
- NVDAは普及活動が進み始め、バグを潰していくという状況になってきた
- 点字ディスプレイ対応もこの時期に進めていた
- ミックさんの再来日チャンスでIME関連のミーティングをやったこともあった
- CSUN Assistive Technology Conference(アクセシビリティの国際会議)について
- NVDA日本語版と本家版とのマージの見通しは厳しそう
- 日本語の音声エンジンやテキスト解析用の辞書などの同梱が一つの課題ではあるが、これはWindows 10以降改善しそう
- 開発継続のモチベーションは、ユーザ数が増えることだった。この確認に更新チェックサーバでユーザ数がある程度把握できている。
- しかし、ビジネスになる人数かどうかは難しいところ
- Web制作の現場でアクセシビリティ確認のためにNVDAが使われているのではないかと思う部分がある
- Windows 10に自動的にアップグレードされると他のスクリーンリーダーと無料であるNVDAとの関係が変わっていくときもある
- NVDA日本語チームの新代表 辻 勝利さんの話。2010年ごろに日本でNVDAを紹介した人
- この後の西本さんの活動は、コミュニティであるNVDA日本語チームからは離れるがNVDA日本語版の開発やリリースは継続する
- NVDA日本語チームでの寺田の役割を西本さんから説明
- なんで、寺田がNVDA日本語チームに関わるようになったかをちょっと振り返り
- コミュニティ運営と寺田の関係をいろいろと考えながら語る
- 西本さんが医療関係者向けの Python 講習会で講演でコミュニティの話をし、公式ドキュメントの大切さや公式に近いものを使おうなどの話をした
- 遠くへ行きたければ、みんなで行け(技術評論社2022年)からコミュニティ運営マニュアルになる部分がある
- 寺田はFoundation組織があるツールのコミュニティに関わっていただきたい
- pyhackコミュニティにおいて寺田が考えていること
- pyhack夏山合宿でDev Containerの使い方を取り組んでみた話
- 一橋大学社会学研究科でテキスト分析の方法を教える授業の成果発表が終わったので、プログラミングを教えつつ何かしらの独自のデータで分析をしてもらったらある程度成果が出せたと思う
- SIGNATE の eラーニングとデータ分析コンペ(広島県の事業)に参加している