# #109 Koudaiさんとwhitphxさんをゲストに PyCon US 2025 振り返り

Season: 109
Topic: 3

# Note

Description:

前回に続きPyCon US 2025参加レポートです。Koudaiさん、whitphxさん、寺田の3人が、ピッツバーグでのカンファレンス体験を詳細に語ります。トークやスプリントでの活動、新しい機能T-string(PEP 750)の開発話、OSS活動、現地での交流、そして移動中のエピソードまで、盛りだくさんの内容です。今後のEuroPythonやPyCon JPに関する告知もあります


Guest:

@koxudaxi(コウダイ)の名前で活動している青野高大です。 普段はOSSでPython関連のツールを開発していて、代表的なものとしてはOpenAPIやJSON Schemaからコードを生成するdatamodel-code-generatorや、RuffPydantic用のPyCharmプラグインなどを作っています。

OSS自体はAndroidのハックなども含めると15年以上続けているのですが、Pythonコミュニティに本格的に関わるようになったのは比較的最近で、2024年のPyConUSが初参加でした。

去年はPyConUSとEuroPythonでスピーカーとして登壇させていただき、今年のPyConUSでも再びスピーカーとして参加してきました。実は現在働いているMirascopeという会社も、去年のPyConUSがきっかけで転職することになりました。Astralのパーティーで、PydanticのSamuel経由で今のCEOと出会い、その場で誘っていただいて、去年の8月から働いています。


橘祐一郎(whitphx)です。4年前くらいからStreamlitまわりで色々作っています。動画・音声をリアルタイムに伝送して処理できる拡張や、Streamlit自体のWebAssemblyフォーク(Stlite)などを作ったりしています。過去に幾つかのPyConでこの辺のトークをしました。

今はHugging Faceという会社で働いています。入社後、Stliteの知見をベースにGradioのWasm版、Gradio-Liteを作りました。その辺の流れで、最近はWeb MLと言われるような領域(ブラウザで推論するMLモデル)にも片足を突っ込んでいます。Hugging FaceにちょうどTransformers.jsの作者がいるので、その辺りとも絡みが出てきています。これらは全部OSSです。

OSSの活動が好きですし、それでどうやって生計を立てるかに興味があります。その辺の話も過去にterapyon channelでしました。


Contents:

  • ゲスト紹介
  • KoudaiさんのOSS活動(データモデルジェネレーター、PyCharmプラグインなど)とカンファレンスでの登壇経験(US/EuroPython)
  • whitphxさんのOSS活動(Streamlit関連、WebAssembly版、Hugging Faceでの仕事)と過去のポッドキャスト出演
  • KoudaiさんのPyCon USをきっかけとした転職とMirascopeでのフルリモートワークについて
  • PyCon US 2025の概要(開催地:ピッツバーグ、期間、イベント構成:トーク、チュートリアル、サミット、スプリント)
  • 寺田のPyCon USでの活動(PAOブース担当)
  • KoudaiさんのPyCon USでの活動(トーク登壇、テーマ:タイプヒント)
  • PythonコミュニティにおけるTypeヒントの現状と課題(浸透度、型パズル、ツール利用)
  • Koudaiさんのトーク発表体験(緊張、スライド作成の工夫)
  • whitphxさんのPyCon USでの活動(WASM Summit参加、Pyodide/PyScript関連、CPythonスプリント参加、REPLのIssue解決、メンテナーとの交流、CLA署名)
  • KoudaiさんのPyCon USでの活動(FlaskCon参加、PEP 750関連)
  • キーノートの話(スライドのない発表、テックジャイアント批判、話術の高さ)
  • その他気になったトーク紹介(free threading、Marimo、OSSを仕事にする、Unicodeなど)
  • steering councilの発表(Python 3.14、T-string関連)
  • T-string(PEP 750)の詳細(Templateクラス、目的:インジェクション対策、JSのタグ付きテンプレートとの比較)
  • T-string開発の経緯(Jim Baker, Guido, Paul Everittとの協力、ツール整備、PyCharmプラグイン開発)
  • T-string関連ツールの開発(E-Linterによるシンタックスハイライトなど)
  • T-stringの今後の可能性と用途(Web開発、DSL、SQL/HTMLライブラリ連携、シェル呼び出し)
  • アメリカへの渡航・入国体験談(ESTA、MPC、空港でのトラブル、乗り継ぎ)
  • 今後のカンファレンス参加予定(whitphxさん:Snowflake、Koudaiさん/whitphxさん/寺田:EuroPython)
  • PyCon JP 2025広島や関連イベントの告知(PyCon JP TV報告会、渋谷振り返り会)


Links:


Description、Contentsは、NoteboolLMを利用して作成し、文字表記を一部修正しました。

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